しまっておかないで、つかってみましょう
今回作成したACCN_Wayですが、どんなときに活用するのでしょうか?
こうして文字に落としてみたわけですが、そこで終わってしまうのは残念です。ACCN_Wayを使って考えてみる、つまりACCNキャリアコンサルタントって何だろう、何を目指そうとしているのだろうということに思いを馳せてみたいところです
例えばこういう【問い】はいかがでしょう、ということをまとめてみました。
思い起こすと同時に、「ではそのとき、自分はどう考えるのだろうか」ということにも目を向けて頂ければと思います。ACCNキャリアコンサルタントどうしで話してみるのも良いかもしれませんね
なんのためにこの仕事をしているのか?
「キャリアコンサルタント」として活動するために、資格の取得をはじめとしてさまざまな学習や実習をされてきたのではないでしょうか? そうしてキャリアコンサルタントとして実際に活動を始めてみて、ときどき考えることはないでしょうか?
「なんでこの仕事をしているんだっけ?」
例えば、いろいろと考えて面談に臨んでみたのだけれどもどうもうまくいっていないような気がする、だとか
相談に見えられた方にとって良い支援となるようにいろいろとやっているのだけれどもなんだか的を外しているような、だとか
依頼を受けている人と、実際に相談に乗っている相手とが違っていて、そこに何か齟齬を感じていてどうしたもんだかと思っている、だとか
もっとほかの形で役に立てはしないだろうかと思うけれど思いつかない、だとか…
仕事に関わる相談に乗るのがキャリアコンサルタントですが、キャリアコンサルタント自身が自分のキャリアコンサルティングに迷いを持つことも決して珍しいことではないはずです
そうしたときに、思い浮かぶのが先のフレーズ~「なんでこの仕事をしているんだっけ?」ではないでしょうか?
この仕事、キャリアコンサルタントをしている目的、あるいはそもそもの思い…そうしたことを改めて考えることは--おそらく、相談者にもそうしたことを口にしたことがあるかもしれませんがーー少なからぬ意味があると思います
そのとき、ACCN_Wayに目を通してみていただきたいのです
私たちACCNキャリアコンサルタントの目的は何なのか、そもそもの存在意義はなんだったのか、何を目指そうとしているのかーそうしたことを考えるきっかけとなろうかと思います
例えばこんなワークで考えてみるのはいかがでしょう?
キャリアコンサルタントって何者?
「キャリアコンサルタント? 聞いたことない」
「転職紹介しょ。今はそのつもりないから」
「仕事していないから自分には関係ないかな」
「会社に頼まれたコンサルタントなんだから会社側の人間だよね」…
まだまだ新しい仕事である「キャリアコンサルタント」。これとしたイメージが浸透しているわけではありません。ですからキャリアコンサルタント自身も「お仕事は何をしてらっしゃるんですか」ときかれて「キャリアコンサルタントです」とは答えずについつい勤務先を口にしてしまうことがあったりするのではないでしょうか?
キャリアコンサルタントは何者なのか、それについての回答の一つがACCN_Wayだと考えています
「キャリアコンサルタントって何をする人なんですか?」
もちろん、ご自身の言葉で伝えられるとなお良いでしょう。ACCN_Wayそのものだとちょっと長いですからね
たとえばこんなワークで考えてみるのはいかがでしょう
だれのためのキャリアコンサルタント?
私たちACCNキャリアコンサルタントは「一人ひとりが、自身の仕事人生を大切にし、お互いの仕事人生を尊重しあえるような世の中」となるために活動をしているわけですが、このときの「一人ひとり」って、具体的にはだれのことを指しているのでしょう?
相談に見えられた人のことでしょうか?
まだ相談にはお見えになっていない人はどうしましょう?
どちらかというとお互いの仕事人生を消耗し合っているような組織/共同体があったらどうしましょう?
「だれのためのキャリアコンサルタント?」
たとえばこんなワークで考えてみるのはいかがでしょう
そして…ACCN_Wayの「なぜ」「どうして」
ACCN_Wayを手がかりにキャリアコンサルタントは何者なのか、どういう存在であろうとしているのか、何を目指そうとしているのかについて話をしてみるということをここまでお勧めしているわけですが、その過程でさまざまな疑問がうかんだり、もっとこういうことも織り込んだ方が良いのではないか--とうことが浮かんでくるかもしれません
そうしたことはそのままにしておかないで、是非ご提案ください。社会が変わればそこでの働き方や生き方も変わってきます。それにあわせて人々のキャリアに関する考え方も変わってくるでしょうし、その支援の在り方も当然変わってきます。ACCN_Wayは普遍性のあるものとして作成してはいますが、文字とした時点である種の固定化をしたことになっています。よりよいACCNキャリアコンサルタントの在り方として常にブラッシュアップを心がける必要があります
そのプロセスは既に始まっているのです。ACCNキャリアコンサルタントとしてぜひご一緒に!